こどもNISAは2027年1月開始|SBI証券の事前受付・必要書類・口座開設手順
2027年1月から、子ども向けの新しい非課税制度「こどもNISA」が始まります。2026年度の税制改正法が成立して、開始が正式に決まりました。SBI証券では2026年10月1日から、こどもNISAの口座開設の事前受付も始まっています。「始まってから慌てないように、今のうちに準備しておきたい」——そう考える方が増えています。
この記事では、①こどもNISAとは何かを整理したうえで、②SBI証券で子どもの口座(未成年口座)を開設する手順を、図解と一緒にわかりやすく解説します。(市役所に勤続15年・うち給与担当5年、子育て中の筆者が、公式情報をもとに整理しました)
- こどもNISAとは?いつから・いくらまで(ジュニアNISAとの違い)
- なぜ「今」子どもの証券口座を作るのか(教育費と準備)
- SBI証券「こども口座」の対象・買える商品・注意点
- こどもNISAの事前受付(2026年10月〜)の申込み方
- 【図解】口座開設の4ステップと、提出方法ごとの必要書類
- 贈与税・投資リスクなど、必ず知っておきたい注意点
こどもNISAとは?【2027年1月開始】
こどもNISAは、これまで大人だけが使えたNISA(少額投資非課税制度)のつみたて投資枠を、18歳未満の子どもでも利用できるようにする新しい制度です。2026年度の税制改正法が成立し、2027年1月から始まります。
- 投資対象:つみたて投資枠の対象商品(金融庁の基準を満たした投資信託)
- 引き出し:原則できません。12歳以降(中学校入学の年から)は、子どものための教育費・生活費なら引き出せます
- 使えるかどうかは、口座を開く年の1月1日時点の年齢で決まります
- その年の1月1日に18歳である年に、自動で大人のNISA(つみたて投資枠)へ移行します(18歳の誕生日に切り替わるとは限りません)
- 途中で金融機関を変更できません
- 期限はありません(NISA制度そのものが恒久化されています)
ジュニアNISAとの違い
かつて子ども向けには「ジュニアNISA」がありましたが、2023年末で新規投資が終了しています。こどもNISAは、その後継にあたる新制度です。
| 項目 | ジュニアNISA(終了) | こどもNISA(2027年1月〜) |
|---|---|---|
| 新規投資 | 2023年末で終了 | 2027年1月開始 |
| 制度の期間 | 期間限定だった | 期限なし(NISAは恒久化) |
| 年間投資枠 | 80万円 | 60万円 |
| 非課税限度額 | — | 600万円 |
| 引き出し | 制度中は原則18歳まで不可(2024年以降は払い出せる) | 原則不可。12歳以降は子どもの教育費・生活費なら可 |
なぜ「今」子どもの証券口座を作るのか
理由は大きく2つです。
理由①:教育費は想像以上にかかる
文部科学省の令和5年度「子供の学習費調査」(2026年1月16日訂正版)では、幼稚園から高校までの15年間の学習費は、すべて公立なら約614万円、すべて私立なら約1,969万円です。大学の費用はこれとは別にかかり、自宅から通うか下宿するかなどでも大きく変わります。まとまった資金を、早いうちからコツコツ準備する意味は大きいです。
理由②:こどもNISA開始にすぐ備えられる
こどもNISAは2027年1月スタートです。SBI証券では2026年10月1日から事前受付が始まっていて、こどもNISAの口座は税務署の審査を経て2027年1月に開設される予定です。申込みの時期や審査・設定の状況によって、実際に取引を始められる日は変わります。
SBI証券の「こども口座(未成年口座)」とは
SBI証券では、子ども名義の証券口座を「こども口座(未成年口座)」として開設できます。まずは基本条件を押さえましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 満18歳未満・未婚の方(0歳から可) |
| 取引の主体 | 15歳未満は親権者が代わって開設・取引を行う |
| 18歳になったら | 自動的に成年口座へ移行(こどもNISAが大人のNISAに変わる時期とは別) |
| 必須条件 | 親権者のいずれか一方がSBI証券に口座を持っていること |
| 買える商品 | 国内株式(現物・単元未満株)・外国株式・投資信託・債券など ※こどもNISAで買えるのは、つみたて投資枠の対象の投資信託だけ |
| 対象外 | 信用取引・FX・先物オプション等 |
【図解】こども口座 開設の4ステップ
親権者がすでにSBI証券の口座を持っている前提で、こども口座開設の流れは次の4ステップです。
⏱ こども口座は最短3営業日程度でお取引が可能(こどもNISAの口座は、税務署の審査後に2027年1月開設の予定)
STEP1:口座開設の申込
親権者のSBI証券口座にログインし、「こども口座(未成年口座)|開設」から進み、お子さまの情報を入力して申込みます。途中の「NISA口座の選択」で「新規で開設する」を選ぶと、こどもNISAもいっしょに申し込めます。
STEP2:本人確認書類の提出
親権者の口座にログインし、「My設定>お客さま情報 設定・変更>お客さま基本情報」の「こども口座確認」から本人確認書類を提出します(画面の表記は変わることがあります)。
別居、または親権者が世帯主でない場合は、郵送での提出のみとなります。
STEP3:初期取引パスワードの受け取り
審査が完了すると、登録住所あてに「ログインパスワード」「初期取引パスワード」が記載された郵送物が、簡易書留(転送不要)で届きます。
STEP4:初期設定
親権者の口座にログイン →「My設定>お客さま情報 設定・変更>お客さま基本情報」の「こども口座確認」から初期設定を行います。ここで登録するものは次の3つです。
- 出金先の銀行口座:必ずお子さま本人名義の口座(親名義はNG)
- メールアドレス:お子さま個人のもの(他の人と同一は不可)
- 職業:お子さまの内容を登録(親権者の内容は登録しない)
必要書類チェックリスト
必要書類は、こども口座を新しく作るか、すでにあるこども口座にこどもNISAを追加するかで変わります。新しく作る場合も、WEBアップロードか郵送か、親子が同居しているか、申し込む親権者が世帯主か、親権者が何人かによって、書類の組み合わせが変わります。下は代表的な例です。実際に申し込むときは、申込画面とSBI証券の必要書類の案内で最新の情報を確認してください。
(同居で、申し込む親権者が世帯主)① 続柄・同居の確認住民票(世帯全員)。親権者が1人の場合は、戸籍謄本(全部事項証明書)も② 子どものマイナンバー・本人確認マイナンバーカード/通知カード+本人確認書類1種/マイナンバー記載の住民票+本人確認書類1種③ 親権者の本人確認1種(マイナンバーカード・健康保険資格確認書・運転免許証のいずれか)郵送
(別居、または親権者が世帯主でない)① 続柄・同居の確認戸籍謄本(全部事項証明書)② 子どものマイナンバー・本人確認マイナンバーカード+本人確認書類1種/通知カード+本人確認書類2種/マイナンバー記載の住民票+本人確認書類1種③ 親権者の本人確認2種(マイナンバーカード・健康保険資格確認書・運転免許証・住民票の写しなど)※代表的な組み合わせです。健康保険証は2025年12月2日以降は使えません。資格確認書は書面のものだけ使えます。本籍地などの機微情報は隠して提出します。出典:SBI証券「口座開設の流れ(未成年口座)」ダッチ@公務員の給与・福利厚生や資産形成の教科書
すでにこども口座を持っていてこどもNISAだけを追加する場合は、こども口座のトップページの「こどもNISA|開設」から申し込み、案内に沿って本人確認書類を提出します。新しく口座を作るときと同じ書類をすべてそろえる必要があるとは限らないので、申込画面の案内を確認してください。
親権者の口座がまだない方へ(先に開設が必要)
前述のとおり、こども口座を作るには親権者(保護者)のSBI証券口座が先に必要です。まだの方は、まず保護者ご自身の口座を開設しましょう(開設は無料・最短で当日〜数日)。
保護者の口座開設の手順は、SBI証券の口座開設方法を画像つきで解説した記事でくわしく紹介しています。あわせてどうぞ。
必ず知っておきたい注意点
また、お子さまや親権者などが証券会社に勤務している場合は、口座開設や取引が制限されることがあります。当てはまる場合は、申し込む前にSBI証券の案内を確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q. 今すぐ口座を作っても、こどもNISAはまだ使えないのでは?
A. こどもNISAで買えるのは2027年1月からです。ただ、SBI証券では2026年10月1日から事前受付が始まっていて、税務署の審査を経て、2027年1月に口座が開設される予定です。実際に買付を始められる日は、申込時期や審査・設定の状況で変わります。こども口座(課税口座)なら、今すぐ少額から始めることもできます(贈与税・リスクに注意)。
Q. こどもNISAのお金は、いつ引き出せますか?
A. 原則として、18歳になるまで引き出せません(災害などやむを得ない場合を除く)。12歳以降(中学校入学の年から)は、子どものための教育費や生活費であれば、子どもの同意書面を出したうえで引き出せます。
Q. 18歳になったらどうなりますか?
A. その年の1月1日に18歳である年に、自動的に大人のNISAのつみたて投資枠へ移行します。18歳の誕生日に切り替わるとは限らないので、口座の案内も確認してください。
Q. あとから証券会社を変えられますか?
A. こどもNISAは、途中で金融機関を変更できません。手数料や商品のラインナップを見て、最初の金融機関を選ぶことが大切です。
Q. ジュニアNISAを持っていれば、自動でこどもNISAに変わりますか?
A. 変わりません。SBI証券では、こども口座(ジュニアNISAを持っている口座も含む)にログインし、「こどもNISA|開設」から別に申し込む必要があります。また、ジュニアNISAで持っている資産を、そのままこどもNISAへ移すことはできません。ジュニアNISAの残高と、こどもNISAの新しい枠は、分けて考えましょう。
Q. 親が2人(父・母)いる場合、書類は?
A. 親権者が2人か1人かで、続柄を確認する書類が変わります。たとえばWEBアップロードの場合、親権者が2人なら住民票(世帯全員)、1人なら住民票に加えて戸籍謄本が必要です。くわしくはSBI証券の必要書類の案内でご確認ください。
Q. 開設までどのくらいかかりますか?
A. こども口座(課税口座)は、書類提出から最短3営業日程度で取引可能とされています(提出方法や書類の状況により前後します)。こどもNISAの口座は、税務署の審査を経て、2027年1月に開設される予定です。
まとめ
- こどもNISAは2027年1月開始(法律で決定。年60万円・非課税600万円・つみたて投資枠だけ)
- 引き出しは原則不可。12歳以降は子どもの教育費・生活費なら可。金融機関の変更はできない
- SBI証券は2026年10月1日から事前受付中。こどもNISAの口座は2027年1月に開設予定
- 必要書類を確認して年内から準備しておくと、制度開始後の手続きを進めやすい
- SBI証券のこども口座は親権者の口座が先に必要。こども口座の開設は4ステップ・最短3営業日
- 必要書類は、提出方法(WEB/郵送)や親権者の人数で変わる
- 注意点は贈与税・投資リスク・出金は本人名義口座へ
※本記事は制度・各社サービスの情報をもとにした解説であり、投資を勧誘するものではありません。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。制度・手続きの最新情報は金融庁・SBI証券の公式サイトをご確認ください。
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※本記事は2026年10月時点の制度・各社サービス内容にもとづきます。最新情報は金融庁・SBI証券等の公式サイトでご確認ください。

